wombatscharming’s blog

おまえらの悪口を綴っています。

眠れない夜を何度もやろう

眠れない夜を何度もやろうよ、ねたいのにねれないんじゃなくって、絶対にねたくない、眠れない夜を何度もやろう。いまこの瞬間が、花火じゃなくて火花が、パッとカチッと弾けるように楽しくて、今の一瞬一瞬の決断で予測できない夢を一緒にみよう。わくわくする決断を繰り返して最高に眠れない夜をやろう。息ができないくらい笑いがとまらなくて、瞬きするのも惜しいくらい楽しい夜をやろう。明日なんて忘れられるように、未来を忘れられるように。全部全部消し去ってくれる、嫌なことも、夜の暗闇と共に、目も開けれないくらい眩しいヘッドライトと共に。

赤信号を歩いて渡ろう。歌を大きな声で歌いながら。大好きな歌詞のやつを。星に願おう。私たちの幸せを。変わらない今を。お酒を飲もう。苦くて不味いやつ。今日を思い出したくなったら、思い出させてくれる不味いやつ。

死ぬ時に今日まで生きてて悪くなかったなんて、思える、そんなスパイスになる夜を過ごそう。きっと、そんな夜にたくさんのお金なんて必要なくって、必要なのは大切な誰かだけ。今を生きていくことってしんどい事じゃん。大人になればなるほど今を生きることはしんどくなってくる。今を生きるだけでもしんどいのに、いつも過去は自分の影になるし、未来は自分の瞳に写ってる。過去も未来も全て忘れて、今だけを楽しもう。そんな事、普通に生きてたらできないじゃん?

大人になればなるほど、自分の天井が見えてきて、受け入れられない事実、許容できない事実が空から降ってくる。あの空の上は、虹が出てて私が手を離してしまった風船が浮いてる楽園なんじゃなかったっけ?それから、シナモンロールのお城があるんじゃなかったっけ?シナモンロールの映画大好きだったなぁ。映画館でも、レンタルでも何回もみた。あれって、何歳の時だっのかな、何年前なのかな。もうキャパオーバーなので、他の人のところへどうぞ、ウチは、間に合ってます。なんて思ってても、次から次へと嫌な事実が降ってくる。挙句の果てには、夢にまででてきて追いかけてくる。夢くらい楽しい夢をみせてよ、夢なんだからさ。私はコンビニじゃないよ、24時間も営業してないぞ。

24時間休まる時なんてない、それが大人になるということ。答えの出ない問いがずっと頭から離れない。過去のこと、未来のこと。考えれば考えるほど、新しい問いが生まれて収束することはない。さらに、メッセージの通知が何時だろうが、追いかけてくる。あらたな問題を何時でも運んでくる。夜中だからなんて、無視しようとしても、だいたいくるメッセージは緊急事態で今向き合わなかったら、更に酷い現実が待ち受ける事になるから、寝る時間を削って対処する。自分のことだけじゃダメで、人のことまで全て完璧にこなす必要がある、24時間営業で困っている人に手を差し伸べ続けなければならない。過去、未来全てを考慮し続けなければならない、それが大人になるということ。

永遠に出口のないトンネルが、終着点のない線路が続いている。それでも、走り続けなければならない。しんどいから、走る事を放棄しようとしても、生きている以上は、走らない訳にはいかない。なんで、人生ってこんなに難しいんだろう。生きることってなんでこんなにも大変なんだろう。

だから、やっぱり、眠れない夜は必要なのだ。こんなに必死に生きていたらしんどい。休みたい。眠れない夜は、過去も未来も全て忘れて、心から眠ろう。忘れられない夢を見よう。